アメリカンバイクと革製品

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アメリカンバイクと言えば黒い革ジャン着て、まるで北斗の拳のコスプレみたいなイメージが強いですが、バイクをカスタムする小物も革小物を使う事も多いです。

サドルバッグやツールバッグ、タンクバッグやタンクカバー、スロットルカバー、ドリンクホルダー、ETCケース...と色々です。

でも、革製品って高いですよね。私は昔レザークラフトをやっていた事があるので、なんとなく原価が分かるから...

3倍か〜(^o^;)

 

というわけで、愛車のために復帰してみようと思います。

 

 

レザークラフト

レザークラフトの魅力

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革を買って自分で作る。よく女性が自分でデザインして縫製たり、毛糸で編んだ物を着ているのと似たようなものでしょうか。自分でデザインして製作した革財布やキーホルダー、キーケース等の小物を持つ人も少なくありません。革=高価というステイタス的な面と、製作中の楽しさや創造性、スキルアップした時の満足感。魅力ある人気のある趣味の一つです。

 

道具

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私は以前レザークラフトをやっていましたので一通りの道具はあります。道具はほぼ投資せずに済みますが、初期投資は色々と購入した記憶があります。針や糸も専用の物ですし、革を着る、削る、針穴を開ける等の専用工具もあり、磨いたりコーティングする物も要ります。写真はほんの一部です。実際に私の持っている道具の数は50点以上あり、初期投資は2万円弱といったところでしょうか...。それでも入門用の道具です。良い物は道具1点で5000円近くなりますが切れ味が段違い。趣味としてどの辺りを買うかというのは使う人の選択になりますが...。

 

道具に関して言えばメンテナンスも必要になります。

切る、打って穴を開ける、罫書くといった革に対して切ったり削ったりといった道具が多く切れ味が必要な道具達なので研磨という作業やスキルが必須になります。先程言った道具の値段はコレにも影響してきます。やはり高い物は切れ味の持ちが長いですし、安い物はそれなりにと言う事でしょうか。しかし、砥ぎのスキルがあれば砥ぐ回数は増えますが切れ味が高級品並になりますし、反対に砥ぐのが下手であれば高級品の切れ味を悪くする事さえあります。オススメと言えばやはり値段と切れ味と持ちがバランス良の良い日本のメジャーなメーカー品の普通〜入門用の道具ですかね。

 

技術

技術に関しては縫い方や切り方や削り方などのスキル的なものがあり覚える事は多いです。そして素材となる革は工業製品ではないため、全く同じ物は無く1枚1枚違います。経験と技術が作品の良し悪しに左右されます。しばらく離れていた私にはそこが最大の関門といった所でしょう。真っ直ぐ垂直に切る、真っ直ぐ縫い穴を開ける。糸の張り具合を均一になどの技術と革の硬さなどにに対する力の入れ具合など体に覚え込ませる事が多いです。

 

 

リハビリ

切る

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革の切断は革包丁や別たちと呼ばれる物で切断します。定規を当てずに真っ直ぐと切断面は垂直になるようにです。そして曲線も歯を当てる前後の角度を変え切断面が垂直になるように切ります。しばらく離れていたためか、この切断面を垂直にというのに四苦八苦しながら、ちょっとした角度の違いを何度もカットしながら体に覚え込ませます。

 

菱目打ち

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革は繊維の縫製と違い直接縫っていくのではなく、針穴を開けて糸を通して縛るという感じになります。そのため、まずは『菱目打ち』という道具で縫い穴を開けます。コレを素早く真っ直ぐ打たなければなりません。この出来でステッチの美しさが変わってきますし、製作したものの完成度が変わってきます。

革のハギレにラインを引き しばらく打ちまくり体に角度と打つ強さを覚え込ませます。

 

 縫い

革は糸の両端に針を通し二本の針で縫っていきます。縫い方に関しては忘れていません。針穴に通した糸を絞り縫い始めから縫い終わりまで均一に力を加えて美しい糸のラインになるように練習です。

 

ここまでの3つは基本中の基本。切って縫えればオシャレにデザインしなくても何かの形にする事が出来ます。反対にどんなオシャレなデザインの物でも、この3つがキチンと出来ないと台無しになってしまいます。ハンドメイドの革製品を見ると私が真っ先に見る所です。だからこそのリハビリです。

 

 

 リハビリ製作

切って穴を開けて縫うだけだと飽きてしまうので...

ネットにあった型紙とレザークラフトショップで手に入れた一袋100円のハギレで簡単に作ってみました。


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キーケース

 

f(^_^;)切り口がまだまだですね〜

縫い穴も歪んでる...

精進あるのみです...

 

最後に

なぜ急にレザークラフトを?と私の家族もバイク仲間も驚いております。

実際にリハビリを始めたのは1ヶ月ほど前からですが、コロナウィルスによる外出自粛〜梅雨に入り『バイクに乗れないから暇』と言うのが最大の理由だったんですよね。それに加えてバイク用品店に夏に備えてドリンクホルダーを買いに行ったのですが『気に入った物が無かった』事ですかね...。デザイン的にもシックリ来なかったし、車用のとは違いバイク用となると値段がバカ高い事ですかね。とある革製のドリンクホルダーを手に取って見ると、過去にレザークラフトをやっていた経験者からすると作り方がわかる程簡単な作りであり、素材も使っている部品も原価1000円から1500円か...。でも、5000円!?と...。

それならと始めた訳です。

 

取り敢えず今の目的はオリジナルの『ドリンクホルダー』を作る事。

でもね、経験者なので分かるんですよ...。

コレ始めると沼にハマリ込むって...。

リハビリ中の今でさえ、中華の安くて使い辛い『ツールバッグ』も作り変えたいとか、ツーリングで重宝する『レッグバッグ』作りたいとか...。

前回挫折したレザーカービングも覚えたいとか...。

梅雨も明けそうだし休みはツーリング...。

 

あぁ〜時間が足りない...。