名古屋城

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simの御城印集めも現在県内で発売されている物は残す所2城。

TV番組等で愛知県を紹介する時に必ずといっていい程バックに映る『名古屋城』

そして最近まで個人所有だった事で有名な国宝『犬山城』

 

愛知を代表する2城のうち今回訪れたのは

『名古屋城』です (。•̀ᴗ-)✧b

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simも記憶に無いほど久しぶり

幼い頃両親に連れられて来た記憶がありますが、確か堀に鹿が居た記憶しか残っていません (^o^;)

実に40年ぶり位になります。

 

 

名古屋城

1610年、徳川家康は9男の義直の居城として名古屋城の普請を開始。約2年の工事の末完成した。天守を含む大部分が名古屋大空襲により焼失しました。

1959年、名古屋城のシンボルとも言うべき金のシャチをいただく五層の大天守閣と小天守閣が再建されました。

2018年、残されていた当時の図面や記録に基き、10年という歳月をかけて忠実に木造で復元された本丸御殿が再建されています。また、木造復元に向けて天守閣が入場禁止になり計画では2022年12月に竣工予定であったが、実際では話しすら折り合いがつかず最新のニュースでは名古屋市が2028年10月に完成させる工程案を検討していることが判明したとされている。

 

ちょっと雑談

今はご当地ゆるキャラブームですよね。その前にご当地特撮ヒーローブームがあったのを憶えていますか?

ここ愛知県にも居たんですよ、ご当地ヒーロー。

しかもそのヒーローは名古屋城がデザインコンセプトだったんです!

 

タイトルは

黄金鯱伝説 グランスピアー

 

名古屋城と言えば緑の屋根に黄金に輝く鯱。このグランスピアーも緑に金のアクセントが入り、ご当地特撮ヒーローとしてのデザインとしても格好良かったです。simも子供が小さかったので観ていたTVを一緒に観ていましが、地元ならではのクスって笑う所もあり楽しかったです!2ndシーズンまで続いた人気番組でした。

 

先ずは敵の集団は『オソガイ』と言う集団。いわゆる仮面ライダーで言う『ショッカー』みたいなものです。オソガイと言うのは、この地方の方言で言う『おそがい』から来ていると思われます。意味は『怖い』と言う意味で、『あの人見た目がおそがいでいかんわぁ』なんて感じで使います。

 

続いて変身の掛け声。ヒーローは先ず変身前の生身で複数の戦闘員と戦いますよね。そしてしばらく戦い埒が明かずに『変身!!』って掛け声で仮面ライダーになるのですが、グランスピアーはこの掛け声が『マーカン!!』なんですよ。主役の見せ場ですよね。この『マーカン』の語源は『まぁアカン』だと思われます。コレには複数の意味と言うか使いどころがあり、『もう勘弁出来ん』とか『もうダメだ』なんて時に使います。『黙って聞いていたけど、まぁアカン』みたいに使います。黙って聞いていたけど、もうダメだとか勘弁出来んなんて感じになります。

 

そして決め台詞『お前達はっているか !!』

エンディングテーマは『愛しのエビフライ』

まぁ、子供達は目をキラキラさせて見ていましたが大人のsimは随所で笑いがあり観ている角度が違ってましたね ( *´艸)

俳優は地元では有名な方も出ていましたし、味方の総帥とも言うべき神様役が大御所俳優だったのにも驚き笑っていました。大御所俳優とは愛知県豊橋市出身の誰もが知ってる将軍様であるマツケンこと『松平健』だったんですよ〜!! 確か仮面ライダーにも出演されていましたね。しかも暴れん坊将軍として... 決め台詞の『成敗 !!』で敵を倒していましたね。

 

最後に『グランスピアー』の画像を載せておきます。著作権があると思いますのでトレースしてsimが描いた物ですが...

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雑談長くなっちゃいましたね...

 

散策 

いつもはバイクでお城巡りをしてます。今後もそうするつもりですが...

今日だけはどうしても...

 

雨の予報なので仕方なく車での出発です... (>o<")

 

 

駐車場

名古屋城には専用の有料駐車場があります。30分 180円だったかな...

しかし名古屋城の辺りは普段駐車禁止区域も土日は路上駐車が開放されます。知っている地元の人間なら路上駐車okな近くの路肩→有料駐車場の順に探します。

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↑渋滞ではなくて路上に駐車してある車です。

 

土日なら10時過ぎから駐車okな路肩が一杯になり、有料駐車場に並ぶという光景が見られます。併設する有料駐車場に比べれば少し距離はありますが外周の堀を見ながらのんびり歩けば苦にならない距離ですし、入り口の正門と東門手前の金シャチ横丁、北側の名城公園もありますので楽しみながら歩けます。それに名古屋城は敷地面積が大きく、城内をゆっくり見ながらだと2時間近くはかかるので、お土産代位は浮きますしね ( *´艸)

 

simは仕事で愛知県庁に行く事がたまにありますので少し離れていますが、路上駐車と同じく土日開放されている愛知県庁の駐車場に車を停めておきました。

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これが愛知県庁です。

 

 

東門から入城

県庁側から入るには東門が近くて10分程です。手前にある金シャチ横丁を見ながらブラブラと歩きます。

金シャチ横丁は東門手前の宗春ゾーンと正門手前の義直ゾーンがあります。飲食店が並び名古屋名物のお店が並びますので遠方から来た人はここで名古屋の味を堪能して下さい。

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東門を目指して右にお店が並びますが左は外堀です。

城の規模が一目で分かる程の大きく、高く、距離のある威風堂々とした堀です。

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入場口前で係員に声をかけられました。

なんと...

新型コロナウィルス感染拡大防止対策で、本丸御殿、 西南隅櫓、階段体験館の屋内施設の入場が休止 (>o<")

工事のため天守閣には入れない事は覚悟していましたが、ちょっと残念でしたが今日どうしても入りたい目的があったので迷わず入城です。

 

 

二之丸

東門から入城すると二之丸です。

遠くに天守閣が見え逸る気持ちを抑えながらの散策です。

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二之丸庭園

二之丸は二之丸庭園という碑の示す通りかなりの規模の『The庭園』といった場所です。国の文化財の1つである名勝に指定され、芸術や鑑賞上価値が高い場所です。ここ名古屋城二之丸は藩主が居住した御殿の庭園としては日本一の規模を誇るそうで、四季により色々な美しい姿を見せる場所であると思われます。
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二之丸庭園は一部工事で行けない所もありましたが、看板を見ると仕方ありません。後世のためですね。f:id:sim_blog:20200301060804j:image

 

那古野城跡

かなりの大きさの二之丸庭園を一周し天守目指して歩いて行くと那古野城跡の碑があります。

那古野城は今川氏が築城し、織田信長の父である信秀が奪い、清須城に移るまで信長の城でありました。

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藩訓秘伝碑

歴代藩主は勤王精神(天皇を敬う事)を述べるこの初代藩主義直の言葉を代々守り明治維新では勤王派を表明したと伝えられます。

『王命に依って催さるる事』

とあります。
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清正公石曳きの像

戦国時代の好きな人は築城名人として知られる加藤清正。藤堂高虎、黒田官兵衛と並び三大築城名人と呼ばれる清正は名古屋城天守台の石垣を担当しました。江戸城や熊本城の築城にも携わり、清正独特な『武者返し』と呼ばれる石垣は高さがあり上部に行くに連れて急な勾配になる作りになっています。その美しい曲線を作る石垣の積み方から『扇の勾配』とも呼ばれます。

清正の扇の勾配は後の世の明治時代の西南戦争に於いても熊本城を攻めた西郷隆盛軍も攻め切れず城内に入る事が出来なかったという話もあります。

 

この石碑を見てのsimのイメージは...

今、何人もの労働者が運んでいる大きな石に乗って『頑張れ〜!!』と応援•激を飛ばすイメージでして...

思わず

『お前が乗ってる体重分だけ重いやろ』

とつぶやいてしまいました ( *´艸)
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東南隅櫓

清正公から視線を天守に移すと大きな隅櫓が見られます。外観からパッと見は二階に見えますが、よく見ると三階ですね。二階の張り出した窓の下に『石落とし』が見えます。実に大きく立派な隅櫓であり、県内で色々な城を観て来ましたが、その城の天守と変わらない程の大きな隅櫓です。
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本丸

二之丸を抜け本丸への入り口表二之門を潜る手前に内堀があります。simが名古屋城に来たのは40年ぶりですが記憶に残っているのが、この内堀だったんです。

名古屋城に行ったという周りの人に話をしても『ウソつき』呼ばわりされ、子供の頃に行った名古屋城と夢の記憶が重なったものかと半信半疑でしたが、夢では無かったんです!

『名古屋城には鹿が居るんです‼』

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ガイドさん曰く、昔は沢山居たのですが現在は雌が二頭しか居ません。お客さん幸運ですね! 二頭が一緒に居るところは滅多に見られませんよ!!

雌しか居ない名古屋城の鹿...

雄を入れてまた増やして欲しいものです。

 

話しが逸れましたが表二之門を潜り本丸への入城です。
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本丸御殿

天守閣への入場が出来なくなった名古屋城のメインとも言うべき本丸御殿。尾張徳川藩主の住居であり、藩の政庁として名古屋城の一角を担う建物でした。内部は絢爛豪華に飾られ、当時の先端技術を注ぎ込んだ城郭御殿の最高傑作であり、1930年に城郭では天守閣とともに国宝第一号に指定された建物でしたが1945年の空襲により焼失していまいました。

2009年から江戸時代の図面や記録、昭和に作成された実測図や写真から忠実に復元をし、2018年完成しました。

 

普段なら内部へ入場出来ますが、この日は新型コロナウィルス対策のために入れませんでした...f:id:sim_blog:20200301044502j:imagef:id:sim_blog:20200301044523j:imagef:id:sim_blog:20200301044553j:imagef:id:sim_blog:20200301044614j:image

 

内部も見えるには見えたのですが保護のため照明が無くフラッシュ厳禁のため外からではで綺麗に写っていませんが...

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清正石と旧二之丸東二之門

本丸御殿の横を抜け天守を横に見ながら進んで行くと清正石のある石垣に目を奪われます。周りの石に対して何という大きさ...。圧倒されますが、この看板を見るとこの石垣の担当大名は黒田長政。加藤清正は天守台担当であり、天守の石垣をたったの3ヶ月で工事を終えてしまったと言う事から清正のスゴさからの逸話では無いかと言う事です。

そこから回れ右をして真後ろには旧東二之門。本瓦葺の高麗門であり、指定文化財です。
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天守閣

1612年に完成した天守閣で史上最大級の延床面積を誇った天守で、先に述べたように1930年に城郭では本丸御殿とともに国宝第一号に指定された建物でしたが、1945年の空襲により焼失していまいました。戦後に鉄骨鉄筋コンクリート造の建造物として再建しましたが、設備の老朽化や耐震性の確保などの問題に対応するため、現在、閉館しています。f:id:sim_blog:20200301063725j:image

実に大きく立派な天守閣です。名古屋市は本丸御殿と同じく史実に忠実な再現を目指し、木造でエレベーター不設置との考えだそうですが、バリアフリー社会に逆行すると障害者団体が猛反発。また、江戸時代から残る石垣は戦時中の空襲の熱などを受けて大部分が劣化しているが、石垣保全対策を見直さずに天守の解体許可を申請したため国には認可されず、2022年末の完成と言われていたが最新の情報では2028年完成と言われていますが...。

 

simの歳から計算すると、ちょっと不安

これ以上の延期で登れないなんてないよね...。

 

 

西の丸

表二之門へ戻り西の丸散策です。simは東門から入ったのですが正門があるのが西の丸です。表二之門を出て本丸を見ながら西へ進みます。

 

 西南隅櫓

先に見た東南隅櫓と同じく一階に屋根の無い作りになっており、石落としが見られます。2つの写真を並べて見分けられる人はマニアです (。•̀ᴗ-)✧b
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正門

1891年(明治24年)の濃尾大地震で大破したため、江戸城の蓮池御門が移築されたそうですが、やはり空襲で焼失したために天守と共に再建された物のようです。f:id:sim_blog:20200301070439j:imagef:id:sim_blog:20200301071439j:imagef:id:sim_blog:20200301071451j:image

名古屋城は再入場制度があるので係の方に伝えてみて下さい。特にsimのように東門から入ると外からも正門を見たいとか城外にある能楽堂前の加藤清正像が見たい等と言う場合には便利です。

 

加藤清正像

正門を出て正門前の駐車場を越えると名古屋能楽堂があり、立派な清正像が見られます。清正公石曳き像、清正石、そしてこの銅像。これだけ清正押しだと名古屋城主は加藤清正と勘違いする人も出るのでは無いでしょうか ( *´艸)

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金シャチ

再び正門を潜り再入城し正門横の売店の側に金鯱のレプリカがあります。やはり近くで見るとデカイですよね!

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撮影しているとスタッフっぽい人が寄ってきてポーズ取ってと強引に剣と額を持たされ撮影され『ハイ、1000円』と言われます。気の弱い方なら買ってしまうでしょうね...。スタッフとはいえ強引過ぎですよ。アレでは押し売りです (-_-#)

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この人達は買わされたのかな...

 

 

御深井丸

西の丸から名古屋城北西にある御深井丸に向かいます。

この途中で見られる天守閣を美しく写真を撮れるスポットの1つのでは無いかと思います。f:id:sim_blog:20200301075201j:image

 

 

剣塀

大天守と小天守の連結に敵の侵入を防ぐため槍の穂先が並べられていると言う事です。スマホを最大望遠にしたので画像が粗いですが見えますかね...

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天守礎石
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北西隅櫓

.....Σヾ(;☆ω☆)ノギャアアーー!! 観るの忘れた〜!!!!

この御深井丸は他と違い木々が多く

見落とした...(^~^;)ゞ

皆さん注意して下さいね。

 

 

再び本丸

不明門

御深井丸と本丸北を繋ぐ門であり、普段は厳重に閉ざされて『開かずの御門』と呼ばれていたということです。塀の下に作られた門で後付けみたいな感じですね。
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天守石垣

御深井丸を抜け不明門を潜り、本丸に入ると天守間近でした。ビッシリと隙間なく並べられた高い石垣は真下で見ると迫力があります。石垣の中には以前の吉田城の記事で書いた刻印らしきものが見られます。f:id:sim_blog:20200301082047j:image

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城内帰路

東門を目指して二之丸を通ると『梅』と書いた看板が...

道脇の路地に梅林があり春の訪れを告げていました。

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最後に

西の豊臣の備えとして徳川家康の建てた最後の城である名古屋城。そのプレッシャーに豊臣は動けなかった、仮に豊臣方が攻めて来ても落とせなかったであろうと思う。絢爛豪華難攻不落と言える城であると感じました。

 

simにとっては近くであるが故に遠かった城。

近くにあるから何時でも行けると言いながら、幼い日に両親と訪れてから実に40年もかかってしまった。

 

城内整備のために、あちらこちらで工事はしていたが全て終わり新天守が公開されたら、またゆっくりと訪れてみたい城でした。

新型コロナウイルス対策で建物内には入れなかったので是非また訪れます !!

もちろんその時は、いつものようにバイクで (。•̀ᴗ-)✧b

 

冒頭で述べた今日来たかったのは

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閏年の日付け入りの御城印が欲しかったので...(≧▽≦)

 

それではまた次回会いましょう (◍•ᴗ•◍)ノシ