ツーリング 〜愛知県 犬山城〜

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6月20日(土)

コロナウィルス対策で閉館されていた犬山城が開城していると言うことで、愛知県内最後の御城印を求めて3週間ぶりのツーリングです。

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犬山城

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犬山城は1537年に、織田信長の叔父である織田信康によって築城されたと伝えられています。
江戸時代になると尾張藩付家老の成瀬正成が二代将軍の徳川秀忠に拝領し、以降、成瀬氏が城主を務め、平成16年に財団法人犬山城白帝文庫が設立されるまで、全国で唯一の個人所有の城でした。
現存する天守は、昭和10年に国宝に指定されています。国宝天守は姫路城、彦根城、松本城、松江城と今回の犬山城の5城だけであり、日本100名城にも選ばれています。

 

 

出発

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出発はAM6:30犬山城は愛知県の北にあり、もうすぐ岐阜に入ろうかという場所にあります。一般道をのんびりと走る私には名古屋を抜けるという事は信号地獄を抜ける事になりますので県内ではありますが少々早い出発です。

 

 

駐車場

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いつもの様にバイクの駐車場情報を載せておきます。バイクって有りそうでなかなか駐車場ありませんから...。

犬山城の第一駐車場にバイク専用の駐車場が5〜6台分あります。

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バイクを駐車するともう犬山城が望めます。

御城印

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犬山城前観光案内所で購入する事が出来ます。収集家にはこういう専用の封筒も嬉しい心遣いですよね。

 

 

天守へ

登城

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観光案内所前から天守に向かいます。


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犬山城天守のみで入る事も出来ますが、私はせっかく来たのだからと犬山城下町周遊券を購入してみました。最初は四角だったのですが写真は持ち帰った半券です。

周遊券は犬山城に加えて城下町の『どんでん館』『からくりミュージアム』『城とまちミュージアム』に入る事が出来て少々お得になるチケットです。


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犬山城の受付けを済まし城内に入ると美しい庭園に建つ天守が間近に望めます。

 

御神木
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天守横には御神木『大杉様』が立っています。現在は枯れてしまい上の部分は切られてしまいましたが太く立派な姿を想像させます。

看板には

『犬山城築城頃からの老木で、天守閣と同じくらいの高さがあり、落雷には城の身代わりに、台風の時は風よけにもなったりして城を守る御神木としてあがめられてきました。 しかし一九六五年頃枯れてしまいました。』

と書かれていました。

 

天守内
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城内に入ります。城内はかなりの高さのある急な階段です。


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急な階段を上がって行くと天守からの美しい景色が待っていました。高い所は苦手ですがもちろん一周しましたよ。


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展示物を見ながら下の階へと降りて行きます。

 

外観
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天守を出て迫力ある外周を見渡します。一見綺羅びやかではありませんが、480年もの歳月を越えて現在の私達の前に堂々と佇む天守に感謝と感動です。

 

 

城下町散策

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犬山城下町周遊券の他の施設を周りつつ城下町の散策です。まだ時間が早いこともあり城下町の人もまばらではありましたが、帰りには人で混み合っておりました。行くなら早い時間の方がゆっくりと歩けるのでオススメです。途中に憩いの広場的な場所もありのんびり休憩も出来ますし、露天で買った物を食べている人もいました。

 

城とまちミュージアム
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犬山城や城下の歴史や文化を紹介している所でした。


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見て圧倒的に驚いたのは、江戸時代の城下町を再現した巨大なジオラマです。これは1840年の犬山を再現したもので、昔の犬山城の姿や人々の暮らしぶりがわかります。忠実に再現されている巨大なジオラマは一見の価値ありです。

 

他にも旧犬山城主成瀬家の美術工芸品や、甲冑、犬山に伝えられてきた歴史資料などの展示物を見る事が出来ます。コチラは撮影NGでしたので行ってみてのお楽しみです。

 

IMASEN 犬山からくりミュージアム玉屋庄兵衛工房
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TV等で見た事があると思います。お茶を運んでくるからくり人形である『茶運び人形』。他にも犬山祭の車山[やま](神輿的なものです)に載っていた山車からくり人形が見られます。


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展示だけではなく、からくり人形の実演等も時間が決められていますが行っているようです。残念ながらみられませんでしたが...。


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ミュージアム内には工房があり、やはり曜日が決められていますが、九代玉屋庄兵衛のからくり人形制作風景が公開されているそうです。

 

どんでん館

どんでん館では、毎年4月に行われる国の重要無形民俗文化財指定である犬山祭で曳かれる車山の展示をしている所です。(建物の写真は取り忘れです...)

どんでんとは犬山祭で車山が方向転換する時に、車山を曳く手古衆が車山の片側を持ち上げて180度回転するさまを『どんでん』と言う事だそうです。よくサスペンスドラマの犯人が終盤思っても見なかった人だったなんて時に使う『大どんでん返し』と言う言葉の語源的なものでしょうか?


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大きな山車が4輌展示されていました。コレがどんでんするのは さぞかし迫力あるでしょうね。

 


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2階は交流ホールになっていて江戸時代の犬山祭を立体的に現した『立版古[たてばんこ]』と呼ばれる模型が展示してありました。

 

 

犬山の食べ物

田楽

犬山と言えば『田楽』。そして犬山の田楽と言えば『豆腐田楽』です。犬山は春頃になると各家庭で田楽を焼くと言う風習が残っているようです。もちろん食べて来ました。

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お邪魔したのは城下町にある『本町茶寮』さん。

食べたのは『7種の田楽 犬山茶セット』です。豆腐、こんにゃく、生麩を使った7種類の田楽は美味しかったです。

 

げんこつ飴

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『げんこつ飴』とは練った水飴にきな粉をまぶした飴菓子で愛知県内ではどこのスーパー等でも買えますが、犬山に来たなら買わないと...。

犬山の初代城主の成瀬正成がルーツだからです。

正成が陣中食を考案している際に生まれたのが『げんこつ飴』と言われ、以降犬山名物として語り継がれています。

私も、もちろんお土産用に買いましたよ。

 

 

最後に

国宝5城の一つである犬山城。近年まで個人所有だったという話しですが、実際に訪れると話し以上に『コレが個人所有?』と驚かされます。

先にも述べたように後年に築城された城や復興された城に比べ綺羅びやかさや規模も抜きん出た所はありませんが、向かう途中や帰路に振り向くと見える『小高い丘の上に建つ城』の美しさに目を奪われます。この周りを巻き込んだ美しい姿こそ国宝なのだと思います。

 

さて、コレで三重に続き地元愛知の御城印も今の所はコンプリートです。新たに発行される城が待ち遠しいです。

次は静岡?岐阜?辺りに攻め込みましょうかね。一歩ずつ一城ずつ新たに領土拡大を狙う武将の如く...。